「お母さんに手紙を書きたいけれど、何を書けばいいのかな」と迷っていませんか。
ありがとうの気持ちはあっても、言葉にするのは少しむずかしいですよね。
でも、お母さんへの手紙は、きれいな言葉や長い文章でなくても大丈夫です。
自分がうれしかったことや、いつも思っていることを素直に書くだけで、あたたかい気持ちはきっと伝わります。
この記事では、小学生のみなさんが書きやすい学年別の例文や、手紙を考えるときのやさしい順番を紹介します。
母の日や誕生日に使える言葉もあるので、自分の気持ちにぴったりの手紙を見つけてみてね。
この記事でわかること
- 低学年・中学年・高学年に合わせたお母さんへの手紙の例文
- 手紙を書きやすくする「呼びかけ・ありがとう・気持ち・結び」の流れ
- 毎日の出来事から感謝したいことを見つけるコツ
- 母の日や誕生日など、場面に合わせたメッセージ例文
小学生がお母さんへ気持ちを伝えられる学年別の手紙例文

お母さんへの手紙は、上手な言葉をたくさん使わなくても、自分が思ったことをそのまま書くだけで、あたたかい気持ちが伝わります。
学年に合った書き方を選ぶと書きやすいので、低学年・中学年・高学年それぞれの例文を参考にしてみましょう。
字をまちがえてしまっても、ていねいに書こうとした気持ちはきっと伝わります。
| 学年 | 書きやすい内容 | 文のイメージ |
|---|---|---|
| 低学年 | いつものお礼や好きなところ | 短く、わかりやすく |
| 中学年 | いっしょにした思い出 | そのときの気持ちも書く |
| 高学年 | 感謝とこれからしたいこと | 少し丁寧に、具体的に書く |
低学年向けの短くてやさしい例文
低学年の人は、むずかしい言葉を使わず、いつもしてもらってうれしいことを書くのがおすすめです。
「ありがとう」「だいすき」という言葉だけでも、お母さんはきっとにっこりします。
例文
おかあさんへ。
いつもごはんをつくってくれてありがとう。
おかあさんのごはんがだいすきです。
これからもいっぱいあそぼうね。
だいすき。
〇〇より。
まだ長い文を書くのがむずかしいときは、絵をそえてもすてきです。
お母さんの顔や、いっしょに食べたごはんなどをかくと、手紙がもっと楽しい一枚になります。
中学年向けの思い出を入れた例文
中学年の人は、お母さんといっしょにした出来事を一つ思い出して書くと、気持ちが伝わりやすくなります。
「楽しかった」だけではなく、どんなことがうれしかったのかを少し書いてみましょう。
例文
お母さんへ。
このあいだ、いっしょに公園へ行けてうれしかったです。
お母さんとお話ししながら歩いた時間が、とても楽しかったです。
いつも学校のじゅんびを手伝ってくれてありがとう。
わたしも自分でできることをがんばります。
これからもよろしくね。
〇〇より。
思い出は、遠くへ出かけた日のことではなくても大丈夫です。
いっしょに買い物をした日、雨の日にかさを持ってきてくれたこと、話を聞いてくれた時間なども、りっぱな思い出になります。
高学年向けの丁寧で少し長めの例文
高学年の人は、ふだんは言いにくい感謝の気持ちを、少し丁寧な言葉で書いてみるとよいでしょう。
お母さんがしてくれていることに気づいたことや、自分がこれからがんばりたいことを入れると、心のこもった手紙になります。
例文
お母さんへ。
いつも家のことやわたしのことを考えてくれて、ありがとうございます。
朝、忙しいのに「いってらっしゃい」と声をかけてくれると、学校へ行く前に元気が出ます。
わたしが困っているときに話を聞いてくれることも、とても心強いです。
これからは、言われる前に自分のことをできるようにがんばります。
お母さんが少しでもゆっくりできるように、お手伝いもしたいです。
いつもありがとう。
〇〇より。
高学年らしい手紙にしようとして、背伸びをしすぎなくても大丈夫です。
自分の毎日にある「ありがとう」を選んで書けば、それだけでお母さんにとって大切な手紙になります。
お母さんへの手紙は4つの流れに沿うと書きやすい

お母さんへの手紙は、「呼びかけ・ありがとう・気持ち・結び」の4つの流れで考えると、何を書けばよいか迷いにくくなります。
最初から上手な文章を書こうとしなくても、ひとつずつ自分の言葉を足していけば、気持ちの伝わる手紙になります。
長い手紙にしなくても、4つの流れが入っていれば大丈夫です。
| 流れ | 書くこと |
|---|---|
| 1 | だれに書く手紙かを伝える呼びかけ |
| 2 | 感謝していることと、その理由 |
| 3 | 心に残っていることや今の気持ち |
| 4 | これからしたいことや最後のあいさつ |
書き出しは「お母さんへ」から始める
手紙の一番最初には、だれに向けて書いたのかがわかるように「お母さんへ」と書きましょう。
短くてわかりやすい言葉なので、低学年の人にも書きやすい始め方です。
少しやわらかい雰囲気にしたいときは、「大すきなお母さんへ」や「いつもありがとう、お母さんへ」と書いてもよいでしょう。
ただし、書き出しを長く考えすぎなくて大丈夫です。
まずは「お母さんへ」と書いて、次の文へ進むことが大切です。
- お母さんへ
- 大すきなお母さんへ
- いつもありがとう、お母さんへ
書き出しのあとに一行あけると、手紙が見やすくなります。
名前は、手紙の最後に「〇〇より」と書くので、最初に書かなくてもかまいません。
「ありがとう」の理由を具体的に書く
次に、お母さんへ伝えたい「ありがとう」を書きます。
このときは、ただ「ありがとう」と書くだけよりも、何にありがとうと思ったのかを続けると、気持ちがもっと伝わりやすくなります。
たとえば、「いつもありがとう」ではなく、「朝、声をかけてくれてありがとう」のように、してくれたことを思い出してみましょう。
| 考え方 | 書き方のヒント |
|---|---|
| してくれたこと | 声をかけてくれた、準備を手伝ってくれた |
| 自分が助かったこと | 安心した、元気が出た、うれしかった |
| 伝えたい言葉 | ありがとう、うれしかったよ |
「おいしいごはんを作ってくれてありがとう」「話を聞いてくれてありがとう」など、ふだんの小さなことでも立派な理由になります。
お母さんがしてくれたことを一度にたくさん書かなくても、ひとつ選べば十分です。
自分が本当にうれしかったことを選ぶと、あなたらしい文章になります。
心に残っている思い出や自分の気持ちを加える
感謝の理由を書いたら、そのときに自分がどう思ったのかを加えてみましょう。
「うれしかった」「安心した」「がんばろうと思った」のような短い言葉でも、手紙にあたたかさが出ます。
また、お母さんといっしょに過ごした時間の中で、心に残っていることを書いてもよいでしょう。
特別な出来事でなくても、家で笑ったことや、何気なく話したことなどで大丈夫です。
- そのとき、どんなことがあったか
- 自分はどんな気持ちになったか
- 今、思い出すとどう思うか
気持ちを書くときは、むずかしい言葉を使わなくてもかまいません。
「楽しかった」「またいっしょにしたい」といった、いつもの言葉のほうが自然に伝わります。
書いていて少し恥ずかしくなったら、それは大切な気持ちが入っているしるしかもしれません。
最後はこれからのことや結びの言葉を書く
手紙の最後には、これから自分がしたいことや、もう一度伝えたい気持ちを書いて締めくくります。
「お手伝いをがんばるね」「これからもよろしくね」「いつも大すきだよ」など、自分が言いたい言葉を選びましょう。
できないかもしれない大きな約束を書くより、自分がやってみたいと思えることを書くのがおすすめです。
最後に「〇〇より」と自分の名前を書けば、手紙の完成です。
- 呼びかけを書く
- ありがとうと理由を書く
- 思い出や気持ちを書く
- これからの言葉と名前を書く
4つの流れを順番に書いたあとで、声に出して読んでみると、言葉がつながっているか確かめやすくなります。
少しくらい短くても、文字がきれいでなくても、お母さんのことを思いながら書いた手紙なら、きっと気持ちは伝わります。
毎日の出来事から感謝したいことを見つけるコツ

お母さんへ何を書こうか迷ったときは、毎日の中で「してもらったこと」「助かったこと」「うれしかったこと」を思い出してみましょう。
特別な出来事を探さなくても、家でのいつもの時間に、手紙に書きたい感謝がたくさん見つかります。
自分がどんなときに安心したり、元気が出たりしたかを考えると、言いたいことが見つけやすいですよ。
| 思い出すこと | 考えてみる気持ち |
|---|---|
| お母さんがしてくれたこと | どんなところが助かったかな |
| そのときの自分 | どんな気持ちになったかな |
| ふだんの家の様子 | あたりまえだと思っていたことはあるかな |
料理やお弁当について書く
ごはんやお弁当は、毎日目にするので感謝を見つけやすいものです。
「おいしかった」だけではなく、好きなメニューが入っていた日や、朝に準備してくれていたことを思い出してみましょう。
たとえば、遠足の日のお弁当、寒い日に作ってくれたあたたかいごはん、疲れて帰った日に食べた好きなおかずなどがヒントになります。
食べたものと、そのときの気持ちを組み合わせると、自分らしい言葉になりやすいです。
- 好きなおかずが入っていてうれしかったこと。
- 朝早くからお弁当を作ってくれたこと。
- 家族で食べるごはんが楽しいこと。
料理が上手かどうかを書くよりも、自分がうれしかった気持ちを大切にすると、やさしい手紙になります。
勉強や習い事の応援について書く
宿題を見てくれたことや、習い事の前に声をかけてくれたことも、感謝したいことの一つです。
お母さんが言ってくれた言葉や、がんばっているときにそばにいてくれた場面を思い出してみましょう。
たとえば、テストの前に応援してくれたこと、練習の話を聞いてくれたこと、できたときにいっしょに喜んでくれたことなどがあります。
「がんばれたのは、お母さんが見ていてくれたから」のように、自分の力になったことを書くのもすてきです。
うまくいった日のことだけではなく、元気が出なかった日に話を聞いてくれたことも、心に残る大切な出来事です。
送り迎えや家事について書く
学校や習い事への送り迎え、洗濯やそうじなども、ふだんの生活を支えてくれていることです。
毎日見ていると気づきにくいですが、お母さんがしてくれていることを少し思い出してみるとよいでしょう。
雨の日に迎えに来てくれたことや、なくした物をいっしょに探してくれたことなどは、書きやすい思い出です。
次のようなことを考えると、感謝したい場面を見つけられます。
- 朝、起きるときに声をかけてくれたこと。
- 出かける前に持ち物を確認してくれたこと。
- 自分が気持ちよく過ごせるように家のことをしてくれたこと。
- 困ったときにいっしょに考えてくれたこと。
「いつもしてくれているから」と思うことほど、お母さんにとってはうれしい言葉になるかもしれません。
特別な思い出がないときは普段うれしいことを書く
思い出せる大きな出来事がなくても、手紙は十分に書けます。
「帰ったときにおかえりと言ってくれる」「話を聞いてくれる」「いっしょにテレビを見て笑う」など、普段のうれしいことを書いてみましょう。
大切なのは、すごい出来事を選ぶことではなく、お母さんといるときの自分の気持ちを見つけることです。
まずは今日か昨日のことを思い出して、「うれしかった」「安心した」「楽しかった」と感じた場面を一つ選んでみてください。
小さな気づきでも、お母さんを思いながら選んだ言葉なら、あたたかい感謝として伝わります。
手紙の長さに合わせて使えるメッセージ例文

お母さんへの手紙は、カードに書く一言でも、便せんにたっぷり書く文章でも、気持ちがこもっていれば大丈夫です。
書ける場所の大きさと、自分が伝えたい気持ちの多さに合わせて、書きやすい長さを選んでみましょう。
短い手紙は言葉をまっすぐ伝えやすく、長い手紙は思い出やこれからの気持ちまで伝えられます。
| 手紙の長さ | ぴったりな場面 | 書くときの目安 |
|---|---|---|
| 一言 | 小さなカードやメモ | 気持ちを一つ選ぶ |
| 短文 | 学校で作ったカードや手紙 | 三〜四文くらい書く |
| 長文 | 便せんやお手紙の宿題 | 思い出と気持ちをくわしく書く |
カードに収まる一言メッセージ
小さなカードには、いちばん伝えたい言葉を一つ書くのがおすすめです。
「ありがとう」だけでもよいですが、うれしかった気持ちを少し足すと、自分らしいメッセージになります。
- お母さん、いつもありがとう。
- お母さんがだいすきだよ。
- いつもにこにこしてくれてありがとう。
- お母さんといると、うれしいよ。
- これからも元気でいてね。
- いつもわたしのことを考えてくれてありがとう。
絵や小さなハートをそえると、短い言葉でもあたたかいカードになります。
字をきれいに書こうとして時間がかかるよりも、読める大きさで心をこめて書くことを大切にしてみてください。
低学年でも書きやすい短文
低学年なら、一文を短くして、思ったことをそのまま書くと読みやすい手紙になります。
むずかしい言葉を使わなくても、「うれしい」「すき」「ありがとう」が書けたら十分です。
例文1
お母さんへ。
いつもごはんを作ってくれてありがとう。
お母さんのごはんがだいすきです。
これからもいっしょにごはんを食べようね。
例文2
お母さん、いつもありがとう。
お母さんとお話しするのが楽しいです。
これからもいっぱい笑おうね。
だいすきだよ。
例文3
お母さんへ。
いつもやさしくしてくれてありがとう。
わたしががんばったときにほめてくれてうれしいです。
これからもよろしくね。
書き始めに迷ったら、次の形に言葉を入れてみましょう。
| 書くところ | 入れられる言葉の例 |
|---|---|
| 呼びかけ | お母さんへ。 |
| お礼 | いつもありがとう。 |
| 自分の気持ち | うれしいです。だいすきです。 |
| 終わりの言葉 | これからもよろしくね。 |
全部の場所をうめなくても大丈夫です。
自分で書けた言葉が一つでもあることが、お母さんにとってうれしい手紙につながります。
気持ちをしっかり伝える長文
便せんに書くときや、ふだん言えない気持ちを伝えたいときは、少し長めの手紙にしてみましょう。
長く書くときは、同じ言葉を何度もくり返すより、思ったことを一つずつ足していくとまとまりやすいです。
例文1
お母さんへ。
いつもわたしのためにいろいろしてくれてありがとう。
わたしが元気がないときに、「どうしたの」と聞いてくれるのがうれしいです。
お母さんに話すと、ほっとした気持ちになります。
ときどき、わがままを言ってしまうこともあるけれど、ごめんね。
これからは、自分でできることを少しずつがんばります。
お母さんといっしょにいる時間がだいすきです。
これからもよろしくね。
例文2
お母さんへ。
いつも家のことをしてくれてありがとう。
わたしは、お母さんが「おかえり」と言ってくれると安心します。
学校であったことを聞いてくれるのも、うれしいです。
うまくできないことがあったときも、お母さんが応援してくれるとがんばれます。
わたしも、お母さんが笑顔になれるように、お手伝いをがんばりたいです。
いつもありがとう。
だいすきだよ。
長文にするときは、次のように一つずつ気持ちを足していくと書きやすくなります。
- 最初に「お母さんへ」と書きます。
- 次に「ありがとう」と思う気持ちを書きます。
- 自分がうれしかったことや安心したことを書きます。
- 最後に「だいすきだよ」や「これからもよろしくね」を書きます。
例文をそのまま写すより、「わたし」や「ぼく」の言葉に変えたり、自分らしい一文を足したりすると、もっと心のこもった手紙になります。
短くても長くても、お母さんを思って書いたことがいちばん大切です。
母の日や誕生日など場面に合わせた手紙例文

母の日やお母さんの誕生日には、その日に合ったできごとや気持ちを書くと、心にのこる手紙になります。
「いつもありがとう」に、お祝いしたい気持ちや応援へのお礼を少し足すだけで、場面にぴったりの言葉になります。
特別な日だからといって、むずかしい言葉を使わなくても大丈夫です。
| 場面 | 手紙に入れやすい気持ち |
|---|---|
| 母の日 | いつもの感謝 |
| 誕生日 | お祝いと元気でいてほしい気持ち |
| 卒業・進級 | 見守ってくれたことへの感謝 |
| 運動会・発表会 | 応援に来てくれたうれしさ |
母の日に「ありがとう」を伝える例文
母の日には、毎日してくれていることを思い出して書くと、あたたかい手紙になります。
ごはんを作ってくれることや、話を聞いてくれることなど、自分がうれしいと感じたことを一つ入れてみましょう。
例文です。
お母さんへ。
いつもわたしのことを考えてくれてありがとう。
毎日おいしいごはんを作ってくれることや、学校の話を聞いてくれることがうれしいです。
お母さんがいると、わたしは安心します。
これからは、お手伝いももっとがんばります。
いつもありがとう。
だいすきだよ。
お母さんの誕生日をお祝いする例文
お母さんの誕生日には、「おめでとう」といっしょに、元気で楽しくすごしてほしい気持ちを伝えるのがおすすめです。
プレゼントをわたすときに、短い手紙をそえるのもすてきですね。
例文です。
お母さん、おたんじょうびおめでとう。
いつもやさしくしてくれてありがとう。
お母さんといっしょにお出かけしたり、お話したりする時間が大好きです。
これからも、たくさん笑って、元気でいてね。
わたしも、お母さんのお手伝いができるようにがんばります。
お母さんにとって、すてきな一年になりますように。
卒業や進級の節目に感謝を伝える例文
卒業や進級のときは、学校生活を支えてくれたお母さんへお礼を伝えるよい機会です。
新しい学年でがんばりたいことも書くと、成長した気持ちが伝わります。
例文です。
お母さんへ。
もうすぐ一つ上の学年になります。
毎朝起こしてくれたり、学校へ行く準備を手伝ってくれたりしてありがとう。
できないことがあっても、お母さんが「だいじょうぶ」と言ってくれるからがんばれました。
新しい学年では、勉強も友だちとのこともがんばりたいです。
これからも見守っていてね。
いつもありがとう。
運動会や発表会の応援にお礼を伝える例文
運動会や発表会のあとには、見に来てくれたことや応援の言葉がうれしかったことを書いてみましょう。
緊張したことや、がんばった場面を入れると、その日の思い出がもっと伝わります。
例文です。
お母さんへ。
今日は発表会を見に来てくれてありがとう。
始まる前はとてもきんちょうしていたけれど、お母さんを見つけたら安心しました。
終わったあとに「よくがんばったね」と言ってくれて、すごくうれしかったです。
次の行事でも、がんばるところを見てもらいたいです。
これからも応援してね。
お母さんの応援が、わたしの力になります。
例文を自分らしい手紙に変える簡単な工夫

例文は、そのまま写すのではなく、自分がふだん使っている言葉や思い出を少し足すだけで、自分らしい手紙になります。
むずかしく考えなくても、「お母さんの呼び方」「あった出来事」「自分の言い方」の3つを変えると、気持ちがぐんと伝わりやすくなります。
上手に書くことより、本当の気持ちを書くことを大切にしてみてね。
自分がいつも呼んでいる呼び方に変える
手紙の最初に書く呼び方は、いつも家で呼んでいるものにすると、あたたかい雰囲気になります。
「お母さん」ではなく、「ママ」「おかあ」「お母ちゃん」など、家族で使っている呼び方で大丈夫です。
いつもの呼び方を入れると、だれが書いた手紙なのかがすぐに伝わり、あなたらしさも出ます。
| 例文の言葉 | 自分らしく変える言葉 |
|---|---|
| お母さんへ | ママへ、いつもありがとうのお母ちゃんへ |
| わたしはうれしかったです | わたし、めっちゃうれしかったよ |
| これからもよろしくお願いします | これからもいっしょにいてね |
ただし、学校で出す手紙などで、ていねいに書きたいときは「お母さんへ」と書いてももちろんすてきです。
迷ったら、声に出して読んでみて、いつもの自分の話し方に近いほうを選びましょう。
本当にあった出来事を一つ加える
例文に自分だけが知っている出来事を一つ足すと、手紙が特別なものになります。
大きな出来事でなくても、朝のことや夕ごはんのことなど、小さな思い出で十分です。
「いつ」「何があったか」「そのときどう思ったか」を書くと、気持ちがわかりやすくなります。
- 雨の日に、かさを持って学校まで来てくれたこと。
- 宿題がむずかしいときに、いっしょに考えてくれたこと。
- 好きなおかずを夕ごはんに作ってくれたこと。
- 元気がない日に、話を聞いてくれたこと。
- 行事の日に、応援してくれたこと。
たとえば、「いつもありがとう」だけではなく、「昨日、わたしの好きなハンバーグを作ってくれてうれしかったよ」のように書くと、思い出が目に浮かびます。
思い出せないときは、今日あったことを一つだけ考えてみるのがおすすめです。
難しい言葉を使わず普段の話し方で書く
手紙では、むずかしい言葉や大人っぽい言い方をがんばって使わなくても大丈夫です。
お母さんに話しかけるように書くと、読む人にもあなたの声が聞こえてくるような手紙になります。
「感謝しています」よりも、「ありがとう」のほうが、言いやすくて気持ちが伝わることもあります。
- 書きたいことを、まず口で言ってみます。
- 言った言葉を、そのまま紙に書いてみます。
- 書いたあとに声に出して読み、言いにくいところだけ直します。
漢字がわからない言葉は、ひらがなで書いても問題ありません。
字をまちがえたときも、あわてなくて大丈夫です。
きれいに書き直すほかに、ていねいに二重線を引いて直す方法もあります。
一生けんめい書いたことが、お母さんにとってうれしいプレゼントになります。
絵やカード、プレゼントを添えて渡す
手紙に小さな絵や飾りをつけると、開いたときに楽しい気持ちになってもらえます。
お母さんの好きな色を使ったり、家族の絵を描いたりすると、世界に一つだけのカードになります。
折り紙やシールを少し使うのもよいですが、手紙の文字が読みにくくならないように空いている場所に飾りましょう。
- 手紙のまわりに花やハートの絵を描く。
- 色紙を半分に折って、カードの形にする。
- 折り紙で作った花や小さな飾りを添える。
- 自分で作ったしおりや肩たたき券をいっしょに渡す。
プレゼントは、高価なものでなくても大丈夫です。
手紙を渡すときに「読んでね」「いつもありがとう」とひとこと言うだけでも、気持ちがもっと伝わります。
少し照れくさいときは、机の上やかばんの近くなど、お母さんが見つけやすい場所にそっと置いておくのもすてきです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- お母さんへの手紙は、上手な言葉より自分の気持ちをそのまま書くことが大切です。
- 低学年・中学年・高学年など、自分の学年に合う書き方を選ぶと書きやすくなります。
- 「呼びかけ・ありがとう・気持ち・結び」の4つの流れで考えると、文章を作りやすいです。
- 毎日のごはん、送りむかえ、話を聞いてくれることなどから、感謝したいことを見つけられます。
- カードには一言、便せんには思い出も書くなど、手紙の長さは書く場所に合わせて大丈夫です。
- 母の日や誕生日、卒業や進級など、その日の気持ちを少し入れると特別な手紙になります。
- 例文に自分の呼び方や思い出、いつもの言い方を足すと、自分らしい手紙になります。
お母さんへの手紙は、きれいな文章を書かなければいけないものではありません。
「ありがとう」「うれしかったよ」「これからもよろしくね」など、今思っていることを一つ選ぶだけでも、すてきな手紙になります。
書き始める前に、お母さんと過ごしたうれしい時間や、助けてもらった場面を思い出してみてね。
字をまちがえたり、短い文章になったりしても、あなたが一生けんめい書いた気持ちはきっと伝わります。
まずは「お母さんへ」と書いて、あなたらしい言葉を少しずつ続けてみましょう。

