引っ越しや洗濯機の移動を前に、「アース線はどうやって外せばいいの?」「固くて抜けないけれど、そのまま引っ張って大丈夫?」と迷っていませんか。
アース線は細くて簡単に外せそうに見えますが、端子の種類によって外し方が異なり、無理に引っ張ると線や端子まわりを傷めるおそれがあります。
この記事では、洗濯機のアース線を外す前の準備から、ネジ式・ワンタッチ式の端子に合わせた確認ポイント、外した後の扱い方までわかりやすく紹介します。
電源プラグを抜き、周囲が乾いていることを確認してから作業することが、落ち着いて取り外すための大切なポイントです。
引っ越し時の水抜きの順番や、新居にアース端子がない場合の相談先も解説するので、洗濯機を安全に移動・設置したい方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 洗濯機のアース線を外す前に行う準備と、端子別の基本的な外し方
- アース線が抜けないときに確認したいカバー・固定部分・線の状態
- 外したアース線の先端を保護し、運搬しやすく固定する方法
- 引っ越し先での再接続と、アース端子がない場合の相談先
洗濯機のアース線は電源プラグを抜いてから端子の種類に合わせて外す

洗濯機のアース線を外すときは、必ず電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いてから作業を始めます。
アース端子には主にネジ式とワンタッチ式があるため、カバーを開けて形を確認し、端子に合った方法で外しましょう。
アース線は細い線ですが、端子に固定されているため、形を確かめずに引っ張ると線や端子を傷めるおそれがあります。
落ち着いて手順を確認すれば、自宅でも取り外しやすい作業です。
作業前に洗濯機の電源を切って電源プラグを抜く
はじめに洗濯機の運転を停止し、本体の電源を切ります。
その後、電源プラグをコンセントからまっすぐ抜いてください。
電源プラグを差したままアース線だけを触ることは避け、洗濯機が通電していない状態で作業することが大切です。
プラグを抜く際はコード部分を強く引っ張らず、プラグ本体を持ちます。
コンセントまわりに水滴や湿気がある場合は、乾いた布で水分を拭き取ってから触れましょう。
また、手が濡れているときは作業をいったん止め、手をよく乾かしてから進めます。
- 洗濯機の運転が止まっていることを確認する。
- 本体の電源を切る。
- 電源プラグをコンセントから抜く。
- 手元とコンセントまわりが乾いていることを確認する。
アース端子のカバーを開けてネジ式かワンタッチ式か確認する
電源プラグを抜いたら、コンセント付近にあるアース端子を確認します。
アース端子には小さなカバーが付いていることが多いため、指でゆっくり開けてください。
カバーが固く感じても、強い力でこじ開けるのではなく、開く方向を確かめながら扱いましょう。
端子の中央や下部にネジが見えるものはネジ式、押しボタンやレバーのような部分があるものはワンタッチ式のことが一般的です。
| 端子の種類 | 見分け方 | 外すときの基本動作 |
|---|---|---|
| ネジ式 | アース線の近くに固定用のネジがある。 | ネジを緩めて線を抜く。 |
| ワンタッチ式 | 押す部分やレバー状の部品がある。 | 押しながら線を抜く。 |
端子の形が見えにくい場合は、スマートフォンのライトなどで手元を明るくすると確認しやすくなります。
ただし、端子内部に金属製の細い物を差し込んで確かめる必要はありません。
ネジ式はネジを緩めてアース線を引き抜く
ネジ式の端子では、アース線の先端がネジで押さえられています。
端子に合うサイズのドライバーを使い、固定ネジを少しずつ反時計回りに回して緩めます。
ネジを完全に取り外さなくても、アース線の先端が動く程度まで緩められれば十分な場合が多いです。
線が動くようになったら、被覆のある部分を持って、まっすぐゆっくり引き抜きます。
先端の金属部分をつかんで強く引くと、線が傷むことがあるため注意しましょう。
取り外したあと、ネジが大きく緩みすぎている場合は、軽く締めて元の位置に整えておくと端子まわりが扱いやすくなります。
- ネジの頭に合うドライバーを用意する。
- ネジを少しずつ反時計回りに回す。
- アース線が固定されていないことを確認する。
- 線の被覆部分を持ち、まっすぐ引き抜く。
ワンタッチ式はボタンやレバーを押しながら引き抜く
ワンタッチ式の端子は、ボタンやレバーを押すことで内部の固定がゆるむ仕組みです。
アース線を外すときは、押す部分を指でしっかり押さえたまま、もう片方の手で線をゆっくり引き抜きます。
押す力を途中でゆるめると線が抜けにくくなるため、押しながら抜くことを意識してください。
ボタンが小さいタイプでは、爪の先だけで無理に押すより、指の腹で安定して押すほうが扱いやすいことがあります。
線が抜けたら、端子のボタンやレバーから指を離し、カバーを元の位置に戻します。
端子の形によって操作感は少し異なるため、力任せに引っ張らず、固定がゆるんでいるか確認しながら進めることがポイントです。
アース線が抜けないときは無理に引っ張らず端子の状態を確認する

アース線が抜けないときは、線を強く引っ張るのではなく、端子のカバー・固定部分・線の状態を順番に確認することが大切です。
端子の種類に合わない操作や力のかけ方をすると、アース線や端子まわりを傷めるおそれがあるため、動かない理由を落ち着いて見つけましょう。
見た目では外れそうに見えても、カバーのツメやネジ、内部の固定部品が線をしっかり押さえている場合があります。
| 確認する場所 | 見たいポイント |
|---|---|
| 端子カバー | 開く方向が合っているか、ツメが引っかかっていないか |
| ネジ式端子 | アース線を押さえるネジが十分に緩んでいるか |
| ワンタッチ式端子 | ボタンやレバーが最後まで押し込まれているか |
| アース線と端子 | 曲がり・変形・さびのような状態がないか |
カバーが開かないときは開く方向とツメの位置を確かめる
アース端子のカバーは、上に持ち上げるタイプだけでなく、横へスライドさせるタイプや、手前に引いて開くタイプもあります。
開かないと感じたときは、カバーを動かす向きが合っているかを先に確認しましょう。
カバーの端や側面には、小さなツメが付いていることがあります。
ツメが端子本体にかかっている状態で反対方向へ力を入れると、カバーが動きにくくなります。
端子の周囲を明るくして、カバーのすき間やヒンジの位置を見ながら、少しずつ動かしてみてください。
長く使われていた端子では、ほこりがたまってカバーの動きを妨げていることもあります。
目に見える範囲のほこりは、乾いた柔らかい布などでそっと取り除くと確認しやすくなります。
カバーが固いからといって、金属製の工具をすき間に差し込んでこじ開けるのは避けましょう。
カバーやツメが割れると、端子を保護しにくくなるためです。
ネジ式は固定ネジの緩み具合を確認する
ネジ式の端子で線が抜けない場合は、固定ネジがまだアース線を押さえている可能性があります。
ネジが少し回ったように見えても、線の先端部分まで十分なすき間ができていないことがあります。
線を引く前に、被覆部分を軽く動かして、端子内で動く余地があるかを確認してみましょう。
動かない場合は、ネジの頭に合うサイズのドライバーで、ネジの状態をもう一度見直します。
サイズが合わないドライバーを使うとネジの溝を傷めやすいため、空回りする感覚があるときは別のサイズを選ぶことが大切です。
- ネジが斜めに見えないか確認する。
- ネジの下にアース線の金属部分が残っていないか見る。
- 線が端子の奥で折れ曲がっていないか確かめる。
- ネジを必要以上に緩めすぎていないか確認する。
アース線が端子の奥で曲がっていると、ネジが緩んでいてもまっすぐには抜けないことがあります。
その場合は、線を左右に大きく振るのではなく、端子に負担をかけない範囲で位置を整えながら状態を見てください。
ワンタッチ式はボタンを押したまま線を動かす
ワンタッチ式で抜けない場合は、ボタンやレバーが途中までしか押せていないことがあります。
押す部分に指を置いたまま、最後まで押し込めているかを確認してください。
ボタンを押すときに線を強く引くと、内部の固定が外れにくく感じる場合があります。
まずは線にかかっている力をゆるめ、ボタンを押した状態で線が少し動くかを確かめると判断しやすくなります。
線が端子の出口付近で曲がっている場合は、引く方向がずれていることもあります。
端子の差し込み方向に合わせて、線をまっすぐに近づけるイメージでゆっくり動かしましょう。
ボタンが戻ってしまう、押しても感触がないなどの様子があるときは、内部の部品に不具合が起きている可能性も考えられます。
変形や固着がある場合は作業を中止する
端子やアース線に変形、ひび、さびのような変色、強い固着が見られる場合は、そのまま取り外そうとせず作業を中止しましょう。
力を加え続けると、線の金属部分が切れたり、端子本体が傷んだりするおそれがあります。
とくに、線の被覆が破れている、端子がぐらつく、焦げたような跡があるといった状態では、自己判断で触り続けないほうが安心です。
端子の状態が分かるように写真を撮っておくと、設置を依頼した業者や電気工事店へ相談するときに状況を伝えやすくなります。
抜けない原因が分からないときほど、無理に進めず、端子を傷めないことを優先してください。
アース線の取り外しは自分でもできるが安全への配慮が欠かせない

洗濯機のアース線は、端子やコードに異常がなく、周囲が乾いた状態であれば自分で取り外せる場合があります。
ただし、作業前に電源プラグを抜き、濡れた場所では触らないことが大切です。
必要な道具を整え、少しでも不安な状態があれば無理に進めないようにしましょう。
ネジ式では端子に合うドライバーを用意する
ネジでアース線を固定するタイプでは、ネジの大きさに合ったドライバーを使うと作業しやすくなります。
サイズが合わないドライバーを使うと、ネジ山を傷めて回しにくくなることがあるため注意が必要です。
一般的には先端が十字のドライバーが使われますが、端子によっては先端が一文字のドライバーが必要なこともあります。
ネジの形をよく見て、ぴったり収まるものを選びましょう。
- 先端がネジの溝にしっかり入るドライバーを選びます。
- 持ち手や金属部分が汚れている場合は、乾いた布で拭いてから使います。
- ネジを回すときは、端子を強く押し込まず、ゆっくり力をかけます。
ドライバーを斜めに当てたまま回すと、ネジ山がつぶれやすくなります。
ネジに対してまっすぐドライバーを当てることを意識すると、余計な力をかけずに済みます。
工具が手元にないからといって、硬貨やはさみなどで代用するのは避けましょう。
滑って端子まわりを傷めたり、手をけがしたりするおそれがあります。
濡れた手や床が濡れた状態で作業しない
洗濯機の周辺は水を使う場所なので、アース線を外す前に手元と足元が乾いているか確認しましょう。
手が濡れているときや、洗濯パン・床に水滴が残っているときは、作業を始めずに水気を拭き取ってください。
とくに、お風呂上がりや洗濯直後は、気づかないうちに手や床が湿っていることがあります。
乾いたタオルで手を拭き、足元の水気も確認してから作業すると安心です。
| 確認する場所 | 作業前の目安 |
|---|---|
| 手 | 水滴や汗で湿っていない |
| 床・洗濯パン | 水たまりや目立つ水滴がない |
| 洗濯機まわり | ホース接続部などから水が漏れていない |
| 作業する場所の明るさ | 端子やネジの状態を見分けられる |
暗い場所では端子の状態や線の位置を確認しにくいため、室内の照明をつけてから作業するのがおすすめです。
スマートフォンのライトを使う場合も、片手がふさがって不安定になるようなら、無理に作業を続けないでください。
洗濯機の上に乗ったり、不安定な姿勢で奥の端子へ手を伸ばしたりすることも避けましょう。
コンセントや配線に異常が見られる場合は触らない
コンセント、電源プラグ、コード、アース端子に気になる変化がある場合は、自分で取り外そうとしないほうが安心です。
見た目に問題がなさそうでも、長く使っている設備では内部の状態が分かりにくいことがあります。
次のような様子が見られるときは、作業を控えて設置業者や電気工事店などへ相談しましょう。
- コンセントや端子の周辺に焦げたような跡や変色がある。
- 電源コードやアース線の被覆が裂けていたり、硬くなっていたりする。
- コンセントや端子がぐらついている。
- 差し込み口にほこりや湿気がたまっている。
- 洗濯機の使用中に電源まわりから普段と違うにおいがしたことがある。
異常が疑われる部分には、確認のために何度も触れないことが大切です。
ほこりが気になる場合も、金属製の細い物を差し込んで掃除することは避けましょう。
端子の外観や周辺の状況を写真に残しておくと、相談先へ状態を伝えやすくなります。
自分でできる作業か迷ったときは、取り外しを急がず、安全を優先して判断してください。
外したアース線の先端は保護して洗濯機本体に固定する

洗濯機から外したアース線は、先端の金属部分を絶縁テープなどで覆い、運搬中に動かないよう本体側へ固定するのが基本です。
アース線が床やほかのコードに引っ掛かると、線が傷んだり洗濯機を動かしにくくなったりするため、取り外した後のひと手間を大切にしましょう。
端子カバーや固定ネジを外した場合は、なくさないように元の位置へ戻しておくと、新しい設置場所で接続し直す際もスムーズです。
先端を絶縁テープなどで覆う
アース線の先端には、端子へつなぐための金属部分が出ていることがあります。
そのままにしておくと、ほかの金属部品やコードに触れたり、荷物のすき間へ入り込んだりする可能性があるため、先端を保護しておくと安心です。
家庭にある絶縁テープを使い、金属部分が見えなくなるようやさしく巻きましょう。
粘着面が弱いテープや、はがれやすい紙製のテープは、運搬中に外れることがあるため避けたほうが無難です。
絶縁テープがない場合は、線の先端がほかの物に触れないようにしたうえで、洗濯機の側面などへ仮留めしておく方法もあります。
ただし、先端を保護しないまま床に垂らしたり、背面のすき間へ押し込んだりするのは控えましょう。
金属部分を曲げたり、切ったり、むき出しのまま放置したりしないことが大切です。
- 金属部分が完全に隠れるよう絶縁テープを巻く。
- テープを強く引っ張りすぎず、線を傷めないように貼る。
- 線の被覆に裂けや傷みが見つかった場合は、無理に補修せず相談先を検討する。
運搬中に引っ掛からないようコード類をまとめる
アース線の保護ができたら、電源コードや給水ホースなどと絡まないように位置を整えます。
コード類が長く垂れ下がった状態では、持ち上げるときに家具の角やドア周りに引っ掛かりやすくなります。
アース線は洗濯機の背面や側面に沿わせ、はがしやすいテープや結束バンドなどで軽く固定するとよいでしょう。
このとき、コードをきつく折り曲げたり、細かく巻き付けたりしないことがポイントです。
強く締め付けると、内部の線に負担がかかる場合があります。
コードをまとめる位置は、洗濯機を持つときの取っ手や、背面の通気部分を避けて選びましょう。
本体の下側へコードを押し込むと、移動時に踏みつけたり、キャスターや台車に巻き込まれたりするおそれがあるためおすすめできません。
| まとめ方 | 意識したいこと |
|---|---|
| アース線 | 先端を保護し、本体の側面または背面へ軽く固定する。 |
| 電源コード | ゆるく束ね、床に垂れない高さへ留める。 |
| 複数のコード類 | 絡みをほどいてからまとめ、ひとまとめに締め付けすぎない。 |
テープを使う場合は、操作パネルや注意表示のシールの上を避けると、跡が残りにくくなります。
また、粘着力が強すぎるテープを本体へ直接貼ると、表面を傷めることがあるため注意してください。
端子カバーと固定ネジを元の状態に戻す
アース端子の種類によっては、取り外す際に端子カバーを開けたり、固定ネジをゆるめたりすることがあります。
外した後は、端子カバーを閉じ、固定ネジも元の状態に戻しておくと、端子部分を保護しやすくなります。
ネジを外して保管している場合は、小さな袋などへ入れ、洗濯機の説明書と一緒にしておくと紛失を防ぎやすいです。
端子の近くへネジを置いたままにしたり、洗濯機の上へ載せたままにしたりすると、移動中に落ちることがあります。
カバーが閉まりにくいときは、無理に押し込まず、線や部品が挟まっていないかを目で確認してください。
取り外したアース線の保護、本体への固定、端子まわりの復元まで済ませておけば、洗濯機を動かすときもコード類を扱いやすくなります。
引っ越しでは水抜き後に電源プラグとアース線を外す

引っ越しで洗濯機を運ぶときは、給水を止めて本体やホース内の水を抜いてから、電源プラグとアース線を外す流れが基本です。
水が残ったままホースを外すと床へこぼれやすく、移動中の水漏れにもつながるため、順番を守って準備しましょう。
機種によって操作方法やホースの取り付け方が異なるため、迷ったときは洗濯機の取扱説明書も確認すると安心です。
給水を止めて洗濯機とホース内の水を抜く
最初に洗濯機の給水栓を閉めて、水が入らない状態にします。
給水栓が開いたまま給水ホースを外すと水が出ることがあるため、ホースに触れる前に、給水栓がしっかり閉まっているか確認してください。
続いて、給水ホース内に残った水を抜きます。
一般的には、給水栓を閉めた状態で洗濯機の電源を入れ、短時間だけ給水動作を行うと、ホース内の水を本体側へ移しやすくなります。
給水ランプの点灯や給水音などを確認したら電源を切り、洗濯槽に移った水を脱水運転で排出します。
脱水の時間や操作は機種によって異なるため、専用の「水抜き」手順が案内されている場合はそちらを優先しましょう。
- 給水栓を閉める
- 洗濯機の電源を入れる
- 短時間だけ給水動作を行う
- 電源を切る
- 脱水運転で洗濯槽内の水を排出する
ドラム式洗濯機では、排水フィルター付近に水が残る場合があります。
排水フィルターを扱う手順は機種ごとに違うため、床にタオルや浅い容器を用意したうえで、取扱説明書に沿って作業してください。
水抜きの前後は、洗濯槽の中に衣類や洗剤ケースの中身が残っていないかも確認しておくと、移動準備を進めやすくなります。
給水ホースと排水ホースを取り外す
水抜きが済んだら、給水ホースを洗濯機側と給水栓側から取り外します。
ホースを外すときは少量の水が垂れることがあるため、接続部分の下にタオルを置いておくと床がぬれにくくなります。
給水栓側にワンタッチ式の接続部がある場合は、ロックやレバーの位置を確認してから外します。
固く感じても強い力でひねらず、部品の形状に合わせてゆっくり操作してください。
次に、排水ホースを排水口から外します。
排水ホースには水が残りやすいため、先端を急に持ち上げず、低い位置でタオルや容器に水を受けながら取り外すと扱いやすいです。
排水口の接続部に防臭ゴムやホース固定用の部品が付いている場合は、取り付け時に必要になるため、外した部品をなくさないようまとめて保管しましょう。
| 確認する場所 | 引っ越し前に見ておきたいこと |
|---|---|
| 給水ホース | 給水栓が閉まっており、ホース内の水を抜けているか |
| 排水ホース | 排水口から外し、残った水を受けられているか |
| 洗濯槽 | 脱水後に目立つ水が残っていないか |
| 洗剤ケース | 洗剤や柔軟剤が残っていないか |
ホースの取り外し後に水滴が出ることはあるため、すぐに梱包せず、タオルで水気を軽く拭き取ってから次の作業へ進みます。
電源プラグを抜いてからアース線を外す
水抜きとホースの取り外しが終わったら、洗濯機の電源を切り、電源プラグを先にコンセントから抜きます。
電源プラグを抜いたことを確認してから、アース線を外してください。
水まわりで行う作業だからこそ、電源がつながった状態でアース線に触れないことが大切です。
プラグを抜く際はコードを引っ張らず、プラグ本体を持ってまっすぐ外します。
コンセントまわりや手がぬれている場合は、乾いたタオルで水気を拭いてから作業しましょう。
アース線は、接続されている端子の形に合わせて取り外します。
端子のカバーや固定部分が見えにくいときは、懐中電灯などで手元を明るくして、部品の位置を確認してから操作すると落ち着いて進められます。
取り外しまで完了したら、電源コードとホース類が移動の邪魔にならない状態になっているかを最後に確認しましょう。
アース線を外したまま洗濯機を使わず新居で接続し直す

引っ越し先では、洗濯機の電源プラグを差し込む前に、アース線をアース端子へ接続し直してから使用しましょう。
アース線を外した状態での使用は避け、設置場所の端子と洗濯機のアース線を確認して、落ち着いて接続することが大切です。
新居で洗濯機を置く場所が決まったら、給水栓や排水口との位置関係だけでなく、アース端子に無理なく届く長さかも見ておくと安心です。
アース線は漏電時の感電リスクを抑えるために必要
アース線は、洗濯機に万が一の漏電が起きた際に電気を地面へ逃がし、感電につながるリスクを抑えるためのものです。
洗濯機は水を使う家電なので、説明書でもアース線の接続が案内されていることが一般的です。
とくに洗面所や脱衣所などは湿気がこもりやすいため、洗濯機を使い始める前にアース線がつながっているか確認しましょう。
アース線を接続する際は、洗濯機の電源プラグがコンセントに差し込まれていない状態で作業します。
手や床、コンセントまわりがぬれているときは作業を急がず、乾いたタオルで水気を拭き取ってから行ってください。
アース線を接続できていない状態では、洗濯機の運転を始めないようにしましょう。
端子の位置や接続方法は住まいによって異なるため、洗濯機の取扱説明書と端子まわりの表示をあわせて確認すると迷いにくくなります。
ネジ式とワンタッチ式に合わせて接続する
アース端子には、主にネジで固定するタイプと、カバーを開けて差し込むワンタッチ式があります。
端子の形に合わない方法で取り付けようとすると、アース線や端子を傷めるおそれがあるため、まずはどちらのタイプか見分けましょう。
| 端子のタイプ | 接続の目安 |
|---|---|
| ネジ式 | 端子のカバーを開け、ネジをゆるめてからアース線の先端を金具部分に入れ、ネジを締めて固定します。 |
| ワンタッチ式 | 端子のカバーを開け、差し込み口へアース線の先端を奥まで入れます。 |
ネジ式では、アース線の金属部分だけが端子に触れる位置に収め、被覆部分まで無理に押し込まないようにします。
ネジを締めるときは、強く締めすぎて部品を傷めないよう注意しつつ、線が動かない程度に固定してください。
ワンタッチ式は、アース線の先端をまっすぐ差し込むことがポイントです。
途中で止まる場合は力任せに押し込まず、線の先端が曲がっていないか、端子のカバーが十分に開いているかを確認しましょう。
アース線の先端がほつれていたり、被覆が大きく傷んでいたりする場合は、そのまま接続せず、設置業者や電気工事店へ相談する方法が安心です。
接続後は軽く引いて固定されているか確かめる
接続できたら、アース線をごく軽く引いて、簡単に抜けないか確認します。
強く引っ張る必要はなく、端子にきちんと固定されているかを見る程度で十分です。
ネジ式で線が動くときは、電源プラグを差し込まないまま、端子のネジがゆるんでいないかを見直します。
ワンタッチ式で抜けてしまうときは、いったん取り外し、先端をまっすぐ整えてから差し込み直してください。
- アース線の金属部分が端子の外に大きく出ていないか
- 線が洗濯機の脚や防水パンの下敷きになっていないか
- 電源コードや給水ホースに無理な力がかかっていないか
- 洗濯機を動かしてもアース線が引っ張られないか
接続後は、洗濯機を設置位置へゆっくり戻し、アース線に余裕がある状態に整えます。
最後に電源プラグを差し込み、取扱説明書に沿って設置後の確認を進めるとよいでしょう。
新居にアース端子がない場合は電気工事店や管理会社へ相談する

新居にアース端子が見当たらないときは、電気工事店へ相談し、必要に応じて端子を設けてもらう方法が安心です。
賃貸住宅では設備に手を加える前に、管理会社または大家さんへ確認するようにしましょう。
アース線をガス管や水道管などへつなぐことは避けてください。
洗濯機置き場の近くに端子がなくても、壁の別の位置やコンセント周辺に設けられている場合があります。
まずは洗濯機置き場の壁面、コンセントの下側やカバーの内側などを落ち着いて確認し、それでも見つからない場合に相談先を検討するとスムーズです。
アース端子の新設は資格を持つ専門業者へ依頼する
アース端子を新しく設ける作業は、配線や建物の設備に関わるため、資格を持つ電気工事の専門業者へ依頼します。
洗濯機用のコンセント周辺に端子を設けられるかは、分電盤の状況や配線経路、建物の構造などによって変わります。
そのため、見た目だけで判断せず、現地を確認してもらったうえで工事の可否や方法を案内してもらうことが大切です。
相談時には、洗濯機を置く場所とコンセントの位置が分かる写真を用意しておくと、状況を伝えやすくなります。
| 相談時に伝えること | 確認しやすくなる内容 |
|---|---|
| 洗濯機置き場の写真 | コンセントや壁面の状態、端子を設けられそうな位置 |
| 建物の種類 | 賃貸・持ち家、一戸建て・集合住宅などに応じた対応 |
| 洗濯機の設置予定日 | 入居日や設置日に間に合うかの目安 |
| 管理会社への確認状況 | 工事の承諾が必要かどうか |
工事を依頼する際は、端子の設置場所、費用の見積もり、作業日時、原状回復が必要になる可能性について確認しておくと安心です。
特に集合住宅では、共用部分の設備や壁内の配線に配慮が必要になることがあります。
自己判断でコンセントのカバーを外したり、配線に触れたりせず、設備の確認から専門業者へ任せるようにしましょう。
賃貸住宅では工事前に管理会社や大家へ確認する
賃貸住宅でアース端子の新設を希望するときは、電気工事店へ依頼する前に管理会社または大家さんへ相談します。
壁やコンセントまわりは借りている部屋の設備にあたるため、工事内容によっては事前の承諾が求められる場合があります。
相談せずに工事を進めると、退去時の対応について認識がすれ違うこともあるため、早めに連絡しておくとよいでしょう。
- 洗濯機置き場にアース端子がないこと
- 電気工事店へ端子の新設について相談したいこと
- 工事を行ってよいか、指定業者があるか
- 費用負担や退去時の扱いを確認したいこと
管理会社へ連絡するときは、上記の内容を簡潔に伝えると話が進めやすくなります。
建物によっては、管理側で手配する業者が決まっていたり、オーナー側で設備対応を検討してくれたりすることもあります。
工事の可否に加えて、やり取りの内容をメールなどで残しておくと、あとから確認しやすく安心です。
ガス管や水道管などには接続しない
アース端子がないからといって、洗濯機のアース線をガス管、水道管、電話線の端子、避雷設備などへ接続してはいけません。
これらは洗濯機のアース線を接続するための場所ではなく、設備の状態や建物の環境によっては適切に機能しないおそれがあります。
自己流で代わりの接続先を作らず、アース端子の設置について相談することが大切です。
また、延長コードや電源タップにアース端子の代わりになる機能を期待するのも避けましょう。
洗濯機の取扱説明書に記載された設置条件を確認しつつ、端子がない住まいでは管理会社と電気工事の専門業者へ順番に相談すると、納得して準備を進めやすくなります。
自分で外せないときは設置業者や電気工事店へ依頼する

洗濯機のアース線を自分で外しにくいと感じたときは、無理に作業を続けず、引っ越し業者・設置業者・電気工事店などへ相談するのが安心です。
依頼先は、引っ越しに伴う取り外しか、端子や配線の状態に関する相談か、洗濯機の設置と再接続かによって選ぶとスムーズです。
アース線は小さな部品に見えても、壁側の端子や配線に関わることがあります。
「固くて動かない」「端子の状態が気になる」「どこまで自分で触れてよいかわからない」という場合は、作業をいったん止めて状況を確認してもらいましょう。
引っ越しに伴う取り外しは引っ越し業者の対応範囲を確認する
引っ越しで洗濯機を運ぶ予定なら、契約している引っ越し業者が洗濯機の取り外しに対応しているか、事前に確認しておくと安心です。
業者によっては、運搬のみを行うプランと、取り外し・設置まで依頼できるプランに分かれています。
アース線の取り外しを含むかどうかは、作業内容によって異なるため、申し込み時や訪問前の連絡で聞いておきましょう。
| 確認したいこと | 伝え方の例 |
|---|---|
| 洗濯機の取り外し対応 | 洗濯機の取り外し作業をお願いできますか。 |
| アース線の扱い | アース線の取り外しも作業に含まれますか。 |
| 新居での設置対応 | 新居での設置とアース線の接続も依頼できますか。 |
| 追加料金の有無 | 洗濯機の取り外し・設置に追加料金はかかりますか。 |
とくに単身向けの引っ越しプランでは、洗濯機の設置作業がオプション扱いになっていることもあります。
当日に依頼を追加すると対応が難しい場合もあるため、予約時点で洗濯機があることと、アース線の作業を希望することを伝えるのがおすすめです。
洗濯機置き場の写真や、壁側のアース端子の写真を用意しておくと、業者側も状況を把握しやすくなります。
端子や配線の不具合が疑われる場合は電気工事店へ相談する
アース端子のふたが開きにくい、内部の金具が見えている、配線の状態に気になる点があるなど、壁側の設備について確認したい場合は電気工事店への相談が向いています。
アース線そのものではなく、壁の端子や室内の電気設備に関する判断が必要なケースでは、設置作業を行う業者よりも電気工事店が適した相談先になることがあります。
見た目だけでは原因を判断しにくいため、端子を分解したり、工具を使って内部を触ったりすることは避けましょう。
- 端子のカバーや固定部分に気になる点がある。
- アース線を外そうとしても、通常と違う引っかかりを感じる。
- 壁の端子まわりに変色やぐらつきが見られる。
- 洗濯機置き場の電気設備全体について確認したい。
電気工事店へ連絡するときは、洗濯機用のアース端子について見てほしいこと、引っ越しや買い替えを予定していることを伝えると、必要な対応を案内してもらいやすくなります。
賃貸住宅では、壁の設備に関する対応先が指定されている場合もあるため、依頼前に管理会社や大家さんへ確認しておくとやり取りが進めやすいでしょう。
洗濯機の設置と再接続は家電量販店や設置業者へ相談する
洗濯機を買い替える場合や、新居で設置からまとめて任せたい場合は、購入先の家電量販店や洗濯機の設置業者へ相談する方法があります。
配送時の設置サービスでは、洗濯機の設置場所や給水・排水まわりの状況を確認しながら作業してもらえることがあります。
アース線の接続も希望する場合は、注文時ではなく、配送日が決まる前までに対応可否を確認すると安心です。
なお、設置業者の対応内容は、洗濯機の設置環境やサービス内容によって変わります。
壁側の端子に確認が必要な場合や、電気設備に関する作業が必要になる場合は、電気工事店への相談を案内されることもあります。
依頼先に迷ったときは、まず洗濯機を購入した店舗や引っ越し業者へ状況を伝え、対応範囲を確認してから適した業者を紹介してもらうとよいでしょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- アース線を外す前に、洗濯機の電源を切って電源プラグを抜く
- 端子はネジ式・ワンタッチ式などがあるため、形に合った方法で外す
- アース線が抜けないときは、無理に引っ張らずカバーや固定部分を確認する
- 濡れた手や濡れた床での作業は避け、端子に合う道具を用意する
- 外したアース線の先端は絶縁テープで保護し、本体に固定しておく
- 引っ越しでは、水抜きを済ませてから電源プラグとアース線を外す
- 新居ではアース線を接続し直してから洗濯機を使用する
- アース端子がない、端子に異常があるなどの場合は専門業者へ相談する
洗濯機のアース線は細く目立ちにくい部分ですが、取り外しや再接続の際には大切に扱いたいものです。
まずは電源プラグを抜き、端子の形や周囲の状態を確認してから、焦らず順番に作業を進めましょう。
特に引っ越しでは、水抜きやホースの取り外しなど準備することが多いため、取扱説明書も見ながら進めると安心です。
少しでも外しにくさや不安を感じたときは、無理をせず引っ越し業者や電気工事店に相談して、安全に新生活の準備を整えてください。

